公道で初の自動運転バス走行−秋田

自動運転と消滅都市の未来

平成28年7月1日時点で、秋田県の高齢化率(総人口に占める満65歳以上の方の割合)は34.6%。これは、全国一の高齢化率である。

少子高齢化が全国最速で進む秋田県は、消滅都市や限界集落の危機に対して、どのような未来を描くのかを考える必要に迫られている。

公道で初の自動運転バス走行

人口減少対策と並行して、人口が減少していく地域でも、暮らす人々の利便性や幸福度をどのように維持していくかを考える必要がある。

政府の国家戦略特区諮問会議から戦略特区第2弾「地方創生特区」として選ばれている、秋田県仙北市。

「田沢湖、玉川温泉を中核とした医療・農村ツーリズム」や「ドローンの実証実験」など、様々な形で地方創生の実現を推し進めている。

そんな仙北市が、運転手のいない自動運転バスに人を乗せて公道を走らせる実証実験を日本で初めて行った。

実験はディー・エヌ・エー(DeNA)が受託し、通行止めした田沢湖沿いの県道約400メートルで実施した。運転席や運転装置のないフランス製の自動運転バス「ロボットシャトル」(定員12人)を使用。

□出典:日本経済新聞

公道での実験は、世界2例目だという。

地域の交通インフラをどう維持するか

私の故郷である秋田県のような田舎では、医療や行政施設への移動は、基本的に車を利用するしかない。

家から施設までの距離が離れすぎているのだ。

しかし、地元企業が運営するバスなどの交通機関は、利用者の減少に伴い、廃線や廃止という厳しい状況に陥り、地域の人々の足が無くなりつつある。

今回のような自動運転バスが、低コストでの導入・運用ができるようになれば、過疎化が進む地域の人々にとって重要な存在になるだろう。

人口減少の中で、どのようにすれば地域の人々が幸せに生きられるのかを考えながら、テクノロジーの活用についても推し進めていく必要がある。

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