発売からもうすぐ100年。カルピスを生んだ三島海雲が掲げた「国利民福」って!?

「私心を離れよ、そして大志を持て。」

三島氏が生涯の目標としていた「国利民福」は “国の利益と人民の幸福” をあわらす言葉。

国家の利益となり、人々の幸福につながる事業を成すことを目標とした三島氏は、 ” 私心を離れよ、そして大志を持て” という言葉を残しています。

関東大震災で配られたカルピス

「国利民福」の精神を表す三島氏の様々なエピソードの中には、1923年9月1日に起きた関東大震災発生時の話が残されています。

被害を受けた東京一帯。三島氏がいた場所は水がとまる被害がなかった為、飲み水に困っている人々に水を配ろうとしたそうです。工場にカルピスの原液が残っていることもあり、三島氏はこれを薄めて氷を入れて冷やし配ることを決意。

金庫にあったお金全てを使い、これをつくる費用、トラックのチャーターなどを賄い、震災発生の翌日から東京市内をトラックで周り一部とへカルピスを配ったそうです。

三島氏は後に全財産を投じて財団を設立。

この時、“私欲を忘れて公益に資する大乗精神の普及にあり、広野にまかれた一粒の麦になりたい” と自らを「一粒の麦」に例えたそうです。
画像:Jasni / Shutterstock.com, 出典:カルピス カルピスの生みの親 三島海雲

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