語源は? なぜ名古屋名物? ご当地名物「ういろう」のお話

MACHI LOG 編集部


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「ういろう」といえば名古屋の銘菓としてよく知られているお菓子ですが、名古屋以外にもご当地の銘菓としてその歴史を刻んできたういろうがあります。知っているようで知らないういろうのお話。

ういろうの由来は中国の役職名?

お菓子のういろうは平仮名で表されますが、このういろうを漢字で書くと「外郎 (ういろう)。」

この外郎とは、中国にあった現在の現在の医者や薬剤師を指す「外郎職」を指しており、お菓子のういろうの起源は中国から帰化した外郎職・陳宗敬から始まったとされています。

足利義光将軍の時代、日本に帰化した陳宗敬は、不老長寿の薬として現在の仁丹に似た薬「透頂香」を作り売り出しました。この薬は多くの人々に愛用され、いつからか「外郎飴 (ういろうあめ)」と呼ばれるようになりました。

米粉や小麦粉などに白砂糖または黒砂糖などを加えて蒸してつくったお菓子がこの薬に似ていることから「ういろう」と呼ばれるようになったという説があります。

ういろうが名古屋名物になった理由

名古屋ういろうの老舗・青柳総本家によると、お菓子のういろうは寛永年間 (1642年〜) には存在しています。江戸時代の絵図や書物に「ういろう餅」の記載があり、名古屋では1659年頃から作られているのだそう。

名古屋のういろうが全国区で名古屋を代表する銘菓となったのには鉄道の開設が大きく関わっています。

青柳ういろうでは、昭和6年から名古屋駅構内などで立売を開始。昭和12年には国鉄名古屋駅でも名古屋名物として販売し、昭和39年東海道新幹線の開通時には全列車内にてういろうの車内販売を行いました。

これが「名古屋名物ういろう」を全国に定着させたようです。
参照元:青柳総本家 ういろうQ&A

6月になると京都で食されるういろう「水無月」

京都のういろうとして有名なのが三角形の形をしたういろうの上に甘煮の小豆が散らされた「水無月」で、このお菓子は古くから伝わる風習のなごり。

6月30日は、半年間の身の汚れを払うみそぎの日「夏越祓 (なごしのはらい)」。この日に天然の氷を宮中に献上する風習がありました。一般の人々は氷を得ることができない為、氷になぞらえて食べ始めたのが水無月。その形や色にも意味があり、小豆の色は魔除けの色、ういろうの白色は清浄無垢、三角形の形は氷を表しているのだそう。
参照元:五建外良屋

名付けのヒントは薬屋から 宮崎県のういろう

名古屋のみならず、日本各地で販売されているご当地のういろうですが、宮崎県の観光地・青島でも銘菓として販売されています。

宮崎県・青島は昭和昭和40年代、新婚旅行ブームで湧いた観光地。この地の名物「ういろう」は明治10年頃から販売されており、その名前は当時、創始者の鈴木サトさんの名前から「おサト羊羹」と呼ばれていました。

いつの時代からおサト羊羹がういろうと呼ばれるようになったのかははっきりしていませんが、おサト羊羹を食べた旅の薬屋が「薬の外郎飴に似ている」といったことからサトさんが「ういろう」と命名したと伝わっています。
参照元:三松ういろう本店 青島ういろうの由来

わらび粉を使った一味違う味わい 山口県のういろう

山口県のご当地名物として販売されているういろうは、室町時代に初めて作られたと伝わるういろう。わらび粉を原料としていることから、他のういろうとは違うぷるんとした食感が特長です。
参照元:山口銘菓 御堀堂

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