直径0.2mmの銀線で描く世界。秋田の伝統工芸「銀線細工」

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秋田では、たくさんの伝統工芸が受け継がれています。その中の1つ、秋田独自の工芸品として、銀線細工があります。

直径わずか0.2mmの銀線によって、様々なモチーフを表現する匠の技。秋田ふるさと村で、伝統工芸「秋田銀線細工」を見てきました。

秋田の伝統工芸:銀線細工

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銀線細工の歴史は、400年以上前に遡ります。

初代秋田藩主佐竹義宣公が、慶長7年(1602)常陸から秋田に移封された時、金銀細工師が随従して来たのが始まりと言われています。江戸時代以降、飾り職と言われ、鍛金、彫金などの技法で金銀細工が製作され、多数の名工を輩出しました。

□出典:秋田ふるさと村

しかし、銀線細工はもともと外国の技術で、長崎・平戸に外国人が持ち込んだという説が有力。それが、なぜ秋田の伝統工芸となったのか?

秋田銀線細工の謎

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これには、2つの要因が考えられます。

1:長崎には銀山が無かったが、
  秋田には国内有数の銀山があった
2:江戸の藩邸で、
  平戸藩と秋田藩が隣同士だった
□参考:日本の銀線細工の歴史・由来 -フィリグリージュエリー・透かしパーツのプティマニス

更に、藩主佐竹公の保護奨励によって、発展したと言われています。

雄勝町(現在の湯沢市)に院内銀山が発見されたことや歴代藩主佐竹公の保護奨励もあり、武具や金具、装飾品として銀線細工は発展してきた。

□出典:秋田銀線細工 | 秋田県映像ライブラリー

秋田銀線細工の特徴

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秋田銀線細工は、細い銀線を加工しながら様々な形を作り上げ、繊細な世界を表現する伝統工芸です。

0.2ミリほどの細い純銀をより合わせ、花や蝶などの題材に、手先と簡単な道具だけで様々な形を作り上げていく繊細な技法が、特徴です。

□出典:秋田ふるさと村

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近年は、ブローチ・ネックレス・指輪などの装飾品にその技法が使われています。戦前までは、金・銀の細工物全てを秋田金銀細工と呼んでいたそうです。

最後に:魅力はある

秋田銀線細工は、技術的にも素晴らしい伝統工芸。そして、オンリーワンであるならば、その魅力をもっともっと伝えるべきです。

まだ伝えきれていない、想い・価値がきっとあるはず。秋田には、そんな商品・サービスが、まだまだあります。ローカルメディアを通じて、秋田の魅力をもっと伝えていきます。

秋田ふるさと村

□住所:秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46
□電話:0182-33-8800
□時間:午前9時30分~午後5時

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