日本最古の南湖公園(なんここうえん)-福島県/白河市

日本で一番古い公園と言われているのは福島県白河市にある南湖公園(なんここうえん)。ここは “寛政の改革” で有名な松平定信が白河藩主時代につくりあげた公園です。どうしてここが日本最古の“公園”と呼ばれているのか、裏側にある話をまとめてみました。

そもそも公園って…?

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憩いや遊びの場として社会一般の人々に開放されているのが現代の公園。

「公園」という概念ができたのは明治時代にはいってからで、明治4年にオランダの一等軍医ボードワン博士が明治政府に公園を造ることを提言、翌々年に政府が各府県に対し「古来から名所旧跡といわれるところを公園として申し出るように」と通達を出したことが始まりなのだそう。

これにより東京都にある上野公園が、日本で最初の公園として認定されました。
参照元:上野観光連盟 上野の歴史を知る 公園誕生

日本第1号の上野公園より約70年前に造られた公園

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福島県白河市にある南湖公園が造られたのは1801年。上野公園が日本で最初の公園として制定された1843年より約70年をさかのぼります。

南湖と呼ばれたその場所は、「大沼」と呼ばれた湿地帯に庭園の要素を取り入れて築造されました。この場所が “公園” と呼ばれる所以は築造した松平侯の理念にありました。

身分の差なくともに楽しむ憩いの場という理念で造られた南湖

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南湖は、「武士も庶民も共に楽しむ」という理念のもとに築造されました。

庭園でありながら、公衆が楽しめる場にしようという現代の公園の意味をもつこの南湖には、身分の差に関係なく誰でも憩える茶室「共楽亭」も建てられています。

大正13年には「南湖公園」として国の史跡名勝にも指定されました。
参照元:白河観光物産協会ホームページ 南湖公園

南湖公園 ⇒ MAP

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