学校などでも掲げられ、教育における理想を表す「文武両道」。古くから日本でも使われていた言葉ですが時代に応じてその意味合いは少しずつ形を変えているようです。時代とともに変わりゆく「文武両道」についてまとめてみました。
現代の辞書に見る「文武両道」の意味
辞書でこの言葉を引いてみると見られるのは “学芸と武道の意。また、その両方にすぐれていること” といった言葉。
多くの教育機関でこれを教育の柱として掲げ、現代では ” 勉強と運動を両立できる” という意味合いで使われているケースが多いようです。
本来はリーダーへ向けての理念だった!?
中国から伝来した言葉に「右文左武」というものがありますが、この言葉には “文武両道を以って天下を治める” という考えがあります。
「文武両道」は、天下を治めるようなリーダーへ向けての言葉として本来は使われていたようです。