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日本古来の装身具「べっ甲」。未来へ繋げる技と想い

日本古来の装身具「べっ甲」。未来へ繋げる技と想い

    CATEGORY: AREA:東京都

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日本を代表する百貨店のひとつ、日本橋三越本店。

世界のスタイルをリードする旗艦店のひとつである日本橋三越本店で、「ジャパンセンスィズ」という取り組みが始まっています。

テーマは「地域との共創」

keyimage by http://cp.miguide.jp/

「ジャパンセンスィズ」とは、

誇るべき日本の良さを、新しい価値として国内外に発信する

という試み。定期的に開催されています。

今回の日本橋三越本店のテーマは、「地域との共創」。

8つの部門で、瀬戸内・北部九州を中心に、地域とのコラボ商品が展開されています。

企画に込められた想いや、お客さまに感じていただきたいことを、日本橋三越本店の担当者の方にうかがいました。

奈良・平安から受け継がれる宝石「べっ甲」

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産地である長崎に注目し取り上げられているのが、「べっ甲」です。

べっ甲の歴史は古く、奈良・平安時代に唐からもたらされていたことがわかっています。

現在のかたちのベースは江戸時代

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現在のかたちのべっ甲が流通しだしたのは、江戸時代から。

国内で唯一海外貿易の拠点となっていた長崎に、舶来品としてもたらされました。

それと共にべっ甲職人も住み始めたことで、大阪、京都、東京を中心にべっ甲文化が広がっていきます。

100年前から作り方は変わらない

「べっ甲」とはウミガメ(タイマイ)の甲羅のこと。

実は亀の甲羅は複数のパーツから構成されており、バラバラに切り、ヤスリをかけ、重ね、圧縮することで、独特の透明感が生まれます。

実はこの特徴的な製法も、100年前と変わりません。