「日本の総人口が初めて減少に転じた」として、国勢調査の結果が話題になっています。
そんな中、人口増加率トップを記録したのは沖縄県です。
しかし楽観視は危険な状態となっています。
94万7千人の減少
2015年の国勢調査の結果に目を向けてみましょう。
総人口は、1億2711万47人(外国人含む)となっています。
2010年の調査に比べて、約94万7千人が減少しており、1920年の調査開始以来はじめてのことになります。
一方沖縄県は、総人口が143万4138人となっており、4万1320人増加しています。
要因は、出生率の高さにおる自然増と、移住者の増加による社会増が要因として考えられます。
既に減少が始まっている地域も
しかし沖縄県も安泰であるかといえばそうではありません。
県の推計では、2025年をピークに減少に転じると予想されています。
実際に、離島や県北部で人口は減少してきているといいます。
対策が求められる課題
人口減少社会に入り、どのような社会制度が必要なのか、労働環境はどうするのかなど、課題は山積みだといえます。
国と各地域が連携し、どのようなビジョンのもと、どのような施策を講じていく必要があるのかを、長期的な視点をもちながら組み立てる必要があるといえます。