皆さんは日本の伝統文様って何って聞かれて、どんな文様を思いつきますか?
松、竹、梅、亀甲、市松・・・。普段よく目にするけど、名前までわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
奥が深い日本の伝統文様について効果的に学ぶことができるサイトを選んでみました。
日本の伝統文様を学べるサイト5選
定番の伝統模様20選ならこのサイト
代表的な20種類の文様について、その意味や由来などが書かれています。
どれもよく見る文様ですね。
竹で籠を編んだ編目文様の籠目(かごめ)が魔除けの文様だったとは知りませんでした。
籠目は子どもの遊び「かごめかごめ」にも出てきますがその歌詞にはいろんな都市伝説があるようです。
Illustrator形式のファイルを無料でダウンロードできる「粋屋」
割付文様、縞文様、植物文様など文様をパターンごとに整理されていて、GIF・EPS形式だけじゃなく、Illustrator形式のファイルを無料でダウンロードできるなど、デザインの仕事をしている人にとって非常に役に立つサイトです。
歴史についてとても詳しく書かれている教科書のようなサイト。
全国染織連合会という染物・織物の団体のページになります。飛鳥・奈良時代から昭和に至るまで文様の歴史についてとても詳しく書かれている教科書のようなサイト。
これを全て読んだら伝統文様博士になること間違いなしです。
色彩豊かな100枚の画像が春夏秋冬で分類
色彩豊かな100枚の画像が春夏秋冬で分類されています。見ているだけでもとてもきれいなサイトです。
番外編:ホテルオークラで使われている日本の文様
ホテルオークラの建物の外装・内装・什器備品で使われている日本の文様を紹介しています。
帝国ホテル、ホテルニューオータニと並んで、日本の三大高級ホテルの一つであるホテルオークラ東京は、ジョン・レノンやオバマ米大統領が泊まったこともある名門です。
本館ロビーは近代建築の巨匠、谷口吉郎が設計した落ち着きのある建物です。
しかしこの建物は2019年完成を目指して建替え再開発が決まっています。
本館は取り壊され、高さ約195メートルのホテルとオフィスが入る複合ビルと、高さ約85メートルのホテル専用ビルの2棟になる予定です。
現在の建物が見られるのは2015年8月までとのこと。
日本の名建築に刻まれた伝統文様を見るには今がラストチャンスです。
デザインの意味を知る。現代を学ぶ。
日本の伝統文様は「和柄」とも呼ばれ、着物や器、住宅などまさに衣食住の意匠(飾り)として発展してきました。一方で公家階級の服装、調度などに用いられた有職文様(ゆうそくもんよう)のように、限られた人のみが使うことが許されたものもあります。家紋などもその一部なのでしょう。
由来についても、縁起がいいとされる動植物や物品などを描いた吉祥文様(きっしょうもんよう)などのように中国から伝わったものや、日本独自の季節感や価値観の中で生まれたものもあります。
文様の意味や由来を知ることで、普段目にしているデザインの深い意味を知ることができます。
これらのサイトで伝統文様について知ったら、少し普段の生活の生活が豊かになりますね。