「鹿児島の共生・協働、これからの10年を考える」と題して、「鹿児島未来170人会議」が開催されました。
今地域は様々な課題を抱えています。
少子高齢化や、環境・エネルギー問題、地域の産業を取り巻く課題など、様々なレベルで従来の解決策や方法論が通じない状況を迎えています。
そんな中で、地域づくりに求められているのが、行政や民間の垣根や、個人と組織の壁を超えて連携し、協力していくことでしょう。
今回の170人会議は、「共生・協働」への意識を高め、活動の活性化を行う試みとして実施されました。
良き未来を作る行動を生み出す場
「鹿児島未来170人会議」を企画しているのは、鹿児島を中心にコミュニティ形成の支援や活性化を行っている鹿児島天文館総合研究所Ten-Labです。
代表の永山由高さんから、170人会議に込めた目標の説明から会は始まりました。
「より良い未来を作るために、どうするかということが大事だと考えています。
今日の場は、良き未来をどうつくるかということをテーマに、良き未来を作る行動をたくさん生み出すことを目標としています。
良き未来を作るための行動を確実に前進させる、既に何か取り組みたいことがある方は、ご人身の取り組みを前に進めるヒントや縁をこの場でもって帰っていただいたい。
取り組みたい何かがまだ見えていない人は、誰かの後押しを通じて、良き未来作りに関わってほしいと思っています」
と宣言。
この170人で、プレゼンターである10人の取り組みが大きく前進することと、参加者ひとりひとりが応援者として、実践者としてこれからの鹿児島の担い手として一歩を踏み出す場であることが強調されました。
なぜ170人なのか?
鹿児島未来170人会議の定員は、文字通り170人です。
なぜ170人なのかというと、鹿児島県民の総数である170万人の0.01%にあたるからです。
つまり、全県民の0.01%が、「より良い未来を作るアクションが実行される場」に参加していることになるのです。
何か実行したいことがある人はもちろん、誰かを応援する人も、未来を作るために一歩を踏み出す人々が集う場として、「鹿児島未来170人会議」は作られています。
参加者である170人がキーマンとなり、県内全域に「より良い未来を作るアクション」が広がっていくことが期待されます。
数回に渡り、「鹿児島未来170人会議」の模様をお伝えします。