地球誕生から46億年。
この途方もない歴史を身近で感じられるひとつが「地層」です。
地質年代という指標で、「千葉」という名前がつけられるチャンスが迫っています。
77万年前の地層が世界の代表的な例に
注目されているのは、千葉県市原市にあるおよそ77万年前の地層。
現在の地球の磁場とは逆の地層が含まれるなどの特徴があり、地質学上で「更新世」と呼ばれる時代の前期と中期の境目にあたるとされています。
採用されると「チバニアン」が誕生
国際地質学連合は、この境目を示す地層として、千葉とイタリアの合わせて3ヶ所から代表的な土地として1つを選定予定となっており、秋の国際会議で決まる見込です。
千葉県の地層が選ばれた場合、ラテン語で「千葉時代」を意味する「チバニアン」と名付けられる見込です。
もし採用されると、地質学上の時代名に日本の地名が採用される初の快挙となります。
「千葉」の名が世界に発信されるチャンスに、注目です。