改めて、日本酒が日本全国でブームとなっています。
日本には、どのぐらいの日本酒が存在していると思いますか? その数は、3万種以上と言われています。そして日々、日本の酒造りは進化を遂げているのです。
「必ずあなたに合う最高の1本が見つかるはずだ」そんな言葉から始まる1つの漫画が、日本酒の売れ行きに大きな影響を与えています。
秋田の日本酒「うまからまんさく」に漫画「いっぽん!!」の影響で全国から注文殺到
いま話題になっているの漫画が、集英社の発行する漫画誌「グランドジャンプ」に連載中の「いっぽん!!〜しあわせの日本酒〜」。
「いっぽん!!」の主人公は、東京都内にある下火れた老舗百貨店に勤務する若手女性社員・紗々竹葉。紗々は、人並み外れた味覚センスを新社長から注目され、百貨店の命運を賭けたプロジェクトで「日本酒企画推進室長」に任命されます。その後、日本全国の日本酒を仕入れるため、各地の酒蔵を巡るというストーリーです。
そして、連載第1話・第2話に登場し、話の中心になっている日本酒こそが、秋田の酒蔵「日の丸醸造」さんの特別純米酒「うまからまんさく」なのです。
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いっぽん!!〜しあわせの日本酒〜
300年以上の歴史を持つ老舗の酒蔵、日の丸醸造
元禄2年(1689年)創業、300年以上の歴史を持つ酒蔵が「日の丸醸造」さん。
「日の丸醸造」さんがあるのは、秋田県南部にある横手市増田町。増田町は、一帯が国の重要伝統的建造物群として指定されている、蔵のまちです。「日の丸醸造」さんは、昭和18年に企業整備令により一度は廃業を余儀なくされるも、昭和23年1月に300年の伝統を復活させ、現在に至っています。
「日の丸醸造」さんは、地域と共に酒造りを続けてきた、老舗の酒蔵です。「まんさくの花、日の丸、真人(まなびと)」などの銘柄の酒で知られていますが、今回取り上げられたのは、特別純米酒「うまからまんさく」というお酒です。
日の丸醸造の「うまからまんさく」に注文殺到
□画面キャプチャ:日の丸醸造株式会社
「うまからまんさく」は、「いっぽん!!」が新連載された特大号の第1話・第2話で大々的に取り上げられています。
「うまからまんさく」は先月18日に発売された特大号の第1、2話で約30ページにわたり掲載された。本県を訪れた主人公は「どんな料理にも合う日本酒」と評価し、商品の買い付け交渉を行う。作中では蔵の中の様子が詳細に描写され、佐藤社長や杜氏(とうじ)も実名で登場する。
□出典:さきがけonTheWeb
漫画の中で、主人公の紗々が秋田新幹線こまちに乗って秋田まで来て、日の丸醸造さんを訪れています。
なぜ、大曲駅で下車せずに新幹線で秋田駅まで行ってしまったのかは少し謎でしたが、(多分、秋田到着を分かりやすく表現するためだと思いますが、)秋田のことが漫画に登場すると、それだけでワクワクして嬉しいですね。
そして、嬉しいことはそれだけではありません。なんと漫画の影響で、「うまからまんさく」の注文が全国から殺到し、売れ切れ状態になっているというのです。現在は、生産が追い付かない状態で一時出荷を停止されているそうですが、来年1月から販売を再開される予定だそうです。
漫画の中では「うまからまんさく」だけでなく、「まんさくの花」「真人(まなびと)」「吟丸」という銘柄の日本酒も紹介されています。
是非、日の丸醸造さんのお酒をチェックしてみてください。
スポット情報
日の丸醸造株式会社
□住所:秋田県横手市増田町増田七日町114−2 MAP
□電話:0182-45-2005
□詳細:ホームページ