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大学生に火を点ける3つの極意 – 松榮秀士さん – 京都

大学生に火を点ける3つの極意 – 松榮秀士さん – 京都

    CATEGORY: AREA:京都府

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京都に、面白い団体があるらしい、そんな話を聞きながら向かった先は、学習塾でした。

一見すると、ただの個別指導塾。

しかしその実態は、「ツクるを学び成長する環境」である「PaKT(パクト)」が運営する学習塾です。

PaKTの手がけている事業は実に多様。

学習塾「マナビノバ」、村・留学、縦のつながりキャンプ・・・その活動は今も広がり続けています。

「自分で考えて、やってみる」

大学生を対象に、そんな「ツクるを学び成長する環境」としてPaKTはあります。

ここでは大学生は、「仲間であり、教育する対象なんです」とPaKT統括の松榮秀士さんは言います。

大学生が生き生きしながら、自ら考え、動く環境がここにはあります。

その秘密は何なのでしょうか?

大学生に火を点ける3つの極意

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1. 人には時間軸があるということ

人には時間軸があるということを理解しないといけないです。

今は西洋学的な分類で、この子は主体性がある、この子はないなど分類をしてしまっています。

でも、人は変化し続けるんです。

大事なことは、主体性がないような人でも、やっている誰かと一緒にいたら、「これ欲しい」って思うタイミングがあって、その欲しいと思うものは、人それぞれ時間とやりたいことで違います。

その一番望んでいる時に、「ちょっとがんばってそれやってみようかな」って思えるものを、いくら用意できているかが勝負だと思います。

「やりたい」という時に、やる意味と、なぜやるのかと、それは全てあなたのためなんだということがわかれば、人はやれるんです。

後は、僕がやることは2つです。

「やりたい」というタイミングでやれるように準備をすることと、「やりたい」ということをやった結果の責任をすべて負うことです。

例えば、企画を任せたら、任せきる。

ぐだぐだになっても、できないなりにも、一生懸命になってやることは伝わるんです。

僕はそれに対して、どうなってもできることを準備しておいて、責任は全部負うし、何が起きても構わないというということを伝えます。

その上で、指導をやりきります。

2. 全部があなたのためだと言い切れるか

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「あなたがこれを知ってたら良いよ」と思い込めるかが大事だと思います。

そうでなければ、ついてきません。

大学の4年間という貴重な時間を投じてくれているのだから、それ以上を返さないといけないです。

その気持ちを持ち続けられるか、です。

機嫌を取るようなことはしたくないし、意味がないです。

「あなたがこれを知ってたら良い」と思うことを、意味があることを言い続けて、伝え続けるようにしています。

3. ロマンを持ち続ける

僕らと関わった5年後は、大学生ではないんです。

ひとりのその道のプロになっていてほしいと思っています。

それは、自分の中で理想やイメージをもって、ビジョンを掲げる人になるということです。

そういう人になっていると、その人のまわりにチームができます。

それが5年、10年経った時には、それなりに面白くなっているはずです。

面白くなっているときに、再び会ったとしたら、すぐ繋がれると思っています。

なぜなら、今利害関係なく付き合っている間柄だからで、友だちだからです。

しかも、お互いの理念や理想を共有した上でだから、今より圧倒的にはやいスピードで、面白いことがどんどんできるわけです。

それを心からワクワクして待っています。

そして実際、それが起こり始めています。

PaKTと関わったひとりの大学生が、就職先にPaKTを選んでくれたのです。

自分の夢の中に、ひとりが更に夢を描いてくれた。

それはすごいことだと思いますね。

大学生と何かやるなら、一番つかわなきゃいけないものとは?

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大学生と何かやるってときに、コツとかではないと思うんです。

ひとりの人として見て、その人の未来にどう貢献できるかだと思っています。

お金を使うんじゃなくて、気を遣ってくださいと思っています。

めっちゃ大変だけど、夢があるし、未来があります。

相手の未来を最も想像すること、考えることができる覚悟があるなら、大学生と何かやるというのは良いです。

やるんだったら、自分が思い切り楽しんでください。

まわりもそれを望んでいますから。

素直に、楽しんでやっていくと、うまくいくんじゃないでしょうか。