サトウキビといえば沖縄県。
生産量でも知名度でも日本一なのは間違いありません。
でも実は、戦前戦後の時代では、高知県が日本一の生産量だったことを知っていますか?
今でもある高知のサトウキビ製品!
高知県で、今でもサトウキビを育てている地域があります。
高知県の左の端っこ、足摺岬がある土佐清水市という地域もその一つ。
土佐清水市では、地元のサトウキビを使った「足摺黄金糖」という商品を作られています。
全て手作業でつくる極上の黒砂糖
市内の農家15人で、60アールの畑でサトウキビを栽培しています。
1アールが10m✕10mのサイズなので、600m✕600mの畑をイメージしてください。
サトウキビの収穫が終わる12月初めから、足摺黄金糖の製造は始まります。
この足摺黄金糖、作るのがとても大変!
昔ながらの製法にこだわり、全て手作業で作られているんです。
収穫したサトウキビを、竹ざおでかき混ぜながら煮詰め、アクや不純物を丁寧に取り除いていきます。
煮詰め続けること4時間。
黄金糖の特徴は、他の黒砂糖に比べるとアクを取り除く回数がとても多いこと。
その結果、食べた時の雑味が少なくなるんです。
10分の1ほどになるまで煮詰めるとだんだんと粘り気が出てペースト状になり、このペーストを型に流して完成です。
今年は、14トンのサトウキビから、1.4トンの黄金糖を作る計画だそうです。
販売されているのは、土佐清水市の道の駅「めじかの里」。
生産組合の組合長さん曰く、焼酎に入れるのもオススメなんだとか。
極上の黒砂糖をぜひ一度味わってみてください。
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「食」を中心とした地域おこし企画の立案や、企業コンサルティングを行う。笑顔と情熱でプロジェクトを盛り上げるムードメーカー。高知が大好き。