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歩きスマホ防止! ドコモ制作の動画「歩きスマホ参覲交代」から見る史実

歩きスマホ防止! ドコモ制作の動画「歩きスマホ参覲交代」から見る史実

    CATEGORY: AREA:岩手県

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歩きスマホを防止する活動の一環としてドコモが公開した「歩きスマホ参覲交代」。侍が歩きスマホをしながら参覲交代をしたら? というシュールな動画と史実にある参覲交代を比べてみました。

「参勤交代」って?

藩によっては3千人を超える大行列が道行く「参覲交代」。

徳川幕府3代将軍・家光により制定されたもので、1年おきに江戸と国元の間を往復させ、将軍への忠誠を示させるものでした。参覲交代にかかる費用は莫大で、数千人分の宿代と食事代、馬の費用など13日間の行程で5億円以上かかっていたという計算もあるようです。
参照元:東進ゼミナール

参覲交代の最中に「人にぶつかる」

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参勤交代の行列が通る際には声かけが行われ、一般民衆は横に避けて行列が通ることをやり過ごしていましたが、動画にある飛脚だけは別。

特例で飛脚と産婆さんだけは行列を通ることができたようです。

参勤交代の大名行列を妨害!?

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スマホを見ながら素振りをしている人の刀がスマホ歩きの行列にあたる…

大名行列を乱す行為は無礼として、その場での「無礼討ち」も認められていました。薩摩藩・島津久光の行列に乱入したイギリス人が殺傷した「生麦事件」。行列を乱して無礼討ちされたとして事件として有名です。

参勤交代中に暗殺!?

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参勤交代の大名行列を狙った事件として、江戸から国元の弘前藩へ帰国途中の藩主を狙った狙撃未遂事件の記録が残されています。

1821年、盛岡藩の下斗米秀之進 (しもとまいひでのしん) が首謀者で、狙撃藩主の狙撃を計画。しかし仲間の密告により失敗し江戸へと逃げましたが後に捕らえられました。秀之進が偽名として「相馬大作 (そうまだいさく)」と名乗っていたことから「相馬大作事件」と呼ばれています。
参照元:いわての文化情報 大辞典

参照元:You Tube
画像出典:PR Times 株式会社NTTドコモ