福岡市は、「スタートアップ都市」を宣言しています。
起業家の「ベースキャンプ」を福岡に創ることを目指して立ち上がったのが、「Startup Go! Go!」
アジアの玄関口という立地も活かし、福岡からアジアへ羽ばたくStartupを支援し、イベント開催をしたりしながら、起業家コミュニティとして盛り上がっています。
Startup Go! Go!でディレクターを務め、多くのベンチャー支援やメンターなどを担ってきた中原健さんに、「ローカルベンチャーが成長するために必要なこと」とは何かを伺いました。
ローカルベンチャーが成長するために必要な3つのこと
1. 成長するエコシステムを作る
地方は、東京や海外に比べ、ベンチャーが成長するエコシステムが整っていません。
何が問題かというと、お金、暗黙知(経験)、マインドの3つです。
地方はまだそれらが充実していないのが問題です。
そこで提案したいのは、地域の資源を活かしつつ、東京と繋がり、仕事をするということです。
投資を受けたいけど、地域にVCがいないなら東京のピッチコンテストに出るとか、メディアを活用するなどできますし、定期的に東京に行くことで、大きな商圏と繋がっておくことが大事だと思います。
2. 地域に根ざすからこそマインドを変えていく
Startup Go! Go!のアクセラレーションプログラムもそうですが、メンターとして様々な人を連れてくるなどの取組を活用して、自分自身のビジネスプランも、マインドもアップデートしていくことが必要だと思います。
取組が自分のいる地域になくても、福岡に行ったり、東京に行ったりできるはずです。
地域で生き残るために、地域から出て、外にあることを活かすことが大事です。
3. ネットワークを作る
地方で開催されるビジネスプランコンテストなどは、場が小さい分、全員の顔が見えます。
ひとりを介して全員と繋がるような場もあると思います。
リアルの繋がりを、ビジネスに活かしていきましょう。
地域で生き方の多様性をつくる
今後の日本全体の将来を考えると、生き方の多様性が大事になると考えています。
多様性がないと、衰退していくでしょう。
その意味で、都市部への一極集中は危険だと思います。
地域だからこそ、生き方の多様性を確保することが大事だと考えています。
それを担う人たちが、地域のたくさんのチャレンジャーだと思います。
応援しています!