古代の遺物の発見は、偶然起こります。
秋田県でも、そんな発見がありました。
新種のカニの化石、発見
1992年の夏、秋田県大仙市大沢郷。
趣味で化石の発掘をしている五井昭一さんが、出羽グリーンロード沿いを車で走っていた時のこと。「ノジュール」と呼ばれる石灰質の丸い石が、幾つも道路脇にあるのを発見。
その中に、2個にカニの化石が入っていました。
新種であることが判明
専門家の鑑定により、新種であることが判明しました。
見つかった場所の地層(天徳寺層)にちなみ「テントクジヒキガニ(学名Hyas tentokujiensis)」と命名された。
□出典:さきがけonTheWeb
天徳寺層は、500〜300万年ほど以前に海底で形成された地層で、秋田県の西側が海の底にあったこと、そして、それが隆起して陸地になったことを示す貴重な証でもあります。
秋田市の県立博物館で、来年4月3日まで公開されていますので、是非足を運んでみてください。