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オリンピックに向け、インバウンド観光(訪日外国人旅行)は更に加速しています。
秋田県でも、体験提案でインバウンド誘致を実現しようと、ローカルベンチャー「トラベルデザイン株式会社(秋田県秋田市)」を中心に、動きが活発になってきています。
さて、外国人観光客が来た際、案内人を求められたらどうしますか?
インバウンド展開と通訳案内士
□出典:Concierge, Akita
みなさんは、通訳案内士という存在を知っていますか?
通訳案内士法の規定により、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする業を営もうとする者は、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受ける必要があります。2015年4月1日現在の登録者数は19,033人に達しています。(中略)通訳案内士(通訳ガイド)は、単に語学力が優秀であるだけでなく、日本の地理、日本の歴史、さらに産業、経済、政治および文化といった分野に至る幅広い知識、教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。
□出典:日本政府観光局(JNTO)
秋田県仙北市で、全国から通訳案内士が集まり、研修が行われました。
全国から通訳案内士30人が集結
通訳案内士の研修会が仙北市内で行われ、全国から約30人が参加し、武家屋敷や田沢湖周辺を巡りました。
通訳案内士は国家資格。研修は国内の地理や歴史に関する幅広い知識を身に付けようと、「全国通訳案内士地域連携研修」として東北、北海道の案内士らでつくる実行委員会が毎年開いており、今回で6回目。本県では初めて。
□出典:さきがけonTheWeb
通訳案内士のような専門家の存在も重要。しかし、人数に限りがあるのも事実です。
全ての秋田県民に、自分たちがもてなすという強い意識を持つことが求められます。でなければ、本気で取り組む他のエリアに勝つのは難しいでしょう。
全県民が、最低限必要なフレーズを英語で話せるようにするぐらいの覚悟は必要かと思います。