水産業界で注目を集めた事例といえば、マグロの完全養殖に成功した「近代マグロ」が有名です。
この例に限らず、全国で新しい試みが行われ、新しいブランド作りに向けた動きが始まっています。
その中のひとつである、「信州大王イワナ」をご紹介します。
出荷は来年秋!新たなブランド化がスタート
信州大王イワナは、長野県の水産試験場が開発した大型の養殖魚のブランド名です。
現在では、県内の養殖業者が育てており、来年秋に出荷できる見込だと言います。
このイワナは、産卵をしない代わりに成長が早く大きく育つことを特徴とし、通常のイワナが約600グラムであることに対して、ふ化から3年程度で、重さは約1.1キロに達するという。
肉質が良く、脂もよくのっていると良い、刺し身でおいしく食べられるそうです。
来秋には約6トンの出荷を計画しており、県内の旅館や料亭に提供される見込です。
長野県のブランド魚のひとつにするべく、振興協議会の立ちあげや、プロモーションも展開予定。
地域に根ざした新ブランドの立ちあげという視点でも、他の地域にとっても要注目の試み。
来年の秋が楽しみになりますね。