台湾が国外で初めてとなる地質公園の姉妹公園として提携を結んだ山口県美弥市の「秋吉台国定公園」。台湾と日本、2つの公園についてまとめてみました。
台湾十大地形のトップに輝く「野柳地質公園」
「野柳地質公園」は台北から約1時間30分ほどの台湾北部・新北市に位置する公園。
海岸線に広がる公園は、入り口から岬の端までが約1.7km、幅は広いところでも300m。この敷地内に堆積岩が波に侵食され造り出された様々な地形を見ることができます。
キノコ岩を始め、生姜岩やアイスクリーム岩とユニークな岩がある景観は「台湾十代地形」のひとつ。2013年にはその特徴的な地形から十大地形のトップに輝きました。
<台湾十大地形>
野柳地質公園 (台湾北部・新北市)
玉山主峰 (台湾中部・南投県)
日月潭 (台湾中部・南投県)
金瓜石 (台湾北部・新北市)
亀山島 (台湾北東部・宜蘭県)
月世界泥岩悪地 (台湾南部・高尾市)
雪山圏谷 (台湾中部・台中市)
清水断崖 (台湾東部・花蓮県)
苗栗三義火炎山自然保留区 (台湾北西部・苗栗県)
大、小覇尖山 (台湾北西部・新竹県)
参照元:野柳地質公園, 駐大阪弁事処 広報 2013年10月24日
日本最大級のカルスト大地・秋吉台にある「秋吉台国定公園」
山口県・美弥市にある秋吉台国定公園は日本最大級のカルスト台地にある公園。1955年に国定公園として指定されました。
このカルスト台地は、はるか昔に遠い海でサンゴ礁として誕生し、それから約3億5千万年の時間をかけて今の形となったもの。
春夏には緑の草原が広がり、四季折々の季節を楽しめる秋吉台国定公園には、秋吉台八景と呼ばれる景観、そして地下には450を超える鍾乳洞があります。
参照元:美弥市観光サイト, 山口県ホームページ 秋吉台公園