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- 宿泊客を増やす:
日帰り客を宿泊客にすることの重要性 - 日本の原風景での体験:
シェアビレッジという新たな移住の方法 - 国際教養大学の学生と協力:
全授業を英語で行う日本トップクラスの大学
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インバウンド観光、地域ビジネスで稼ぐ
秋田県へ来て、宿泊してくれる外国人観光客が増えています。
延べ宿泊客数は、外国人客や修学旅行生の受け入れが増え、前年比7・7%増の約376万人。11年よりも約4万人多かった。宿泊客数の内訳は、県内客が13・9%増の124万2千人、県外客が3・9%増の241万4千人。県外客のうち外国人客は4万2千人で、16・7%(6千人)増えた。
□出典:さきがけonTheWeb
16.7%増は、大きいです。秋田でも、インバウンド観光を展開し、地域ビジネスで稼ぐことは可能だと考えています。
宿泊客を増やす
県観光戦略課は「14年は前年よりもイベントの数が少なかったため、入り込み客数がわずかに減少した。一方で宿泊客数は1割近く増加した。イベントを訪れる観光客をいかに宿泊に結び付けるかという課題が多少は改善されたのではないか」としている。
□出典:さきがけonTheWeb
イベントというきっかけから「宿泊して貰えるかどうか」で、経済効果は大きく違います。宿泊をするホテル・旅館、ご飯や飲酒など夜の飲食店、翌日の余剰時間を利用した観光による地域へのプラス効果が期待できます。
日本の原風景での体験
秋田には、まだまだ日本の原風景が残っています。こちらの写真は、シェアビレッジプロジェクトによって維持されている五城目町の古民家です。
「シェアビレッジ」は秋田県の辺境から始まる「村」の概念をひっくり返すプロジェクトです。
「村があるから村民がいるのではなく、村民がいるから村ができる」という考えのもと、消滅の危機にある古民家を村に見立てて再生させていきます。
多くの人で1つの家を支える仕組みをもって、全国の古民家を村に変えていきながら、「100万人の村」をつくることを目指します。
□出典:SHARE VILLAGE
NHKにも特集され、新たなかたちの移住方法として、注目が集まっています。年貢(会費)3000円を支払うだけで、村民(会員)になることができ、第2の故郷を持つことができるというコンセプトです。
こちらの古民家は宿泊機能も有しており、村民は里帰(古民家を訪れること)をして、実際に泊まることもできます。日本人のみならず、外国人も村民になって貰えれば、より強い関係性を築くことができるのではないでしょうか。
国際教養大学の学生と協力
秋田県には、国際教養大学という倍率10倍以上を維持する日本トップクラスの大学が存在します。
こちらの大学では、全授業が全て英語で行われます。また、学生は1年間の留学を義務付けられています。このような資産(人財)を活かさない手はありません。
この国際教養大学の卒業生である須崎 裕 社長が設立したトラベルデザイン株式会社は、学生の英語力・秋田の観光資源・秋田の地域(ひと)を繋げ、秋田県でインバウンド観光を発展させようと、事業に取り組まれています。
最後に:秋田のファンをつくる
秋田の魅力を世界に伝え、まずは来ていただく。そして、来ていただいた方をおもてなしする。
その時の感動体験や地域の人との交流によって、外国人観光客と秋田県の繋がりが生まれます。
1回きりなんて、寂しいじゃないですか。「また来ます。」よりも、「また会いましょう。」と言って貰えるだけの価値を提供し、関係性を築くことができれば、再び秋田を訪れてくれる可能性は高まるはずです。
全て、秋田県民、一人ひとりの意識と行動次第です。