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原付のミラー越しに花火を見たので、こんな時期に花火?と振り返って理解した。あれ、スーパー玉出や。
— Atsushi Kanaya (@todogzm) 2015, 8月 27
今や大阪に住んでいて「スーパー玉出」を知らない人はいません。
堂々と町の景観を損ねる黄色い看板、店舗によってはイルミネーション花火すら打ち上がっており、店内には延々とおじさんの客寄せの音声がリピートされている……。
ここでは「スーパー玉出本店」のある町・玉出に住む私がスーパー玉出の魅力について語りつくします。
大阪人も知らない「スーパー玉出本店」の謎
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スーパー玉出本店は、その名の通り「玉出」という町にあります。
大阪市営地下鉄四つ橋線の停車駅「玉出」からは徒歩5分ほどの場所、古くからこの町を支えてきた玉出本通商店街のアーケード内に位置しています。
しかしアーケードに着いた途端に、訪問者たちが直面するのは目の前に2つもある「スーパー玉出」の看板です。
彼らは一様にこう思います。「片方は果物しか売っていないし、店の奥は在庫品で溢れている。
ましてや自動ドアですらない。
きっと奥の自動ドアの店が本店だろう……」
はい残念!
誰しもが思うであろう自動ドアのある店の方は2号店。
本店は見るからに潰れそうな果物しか売っていない店舗なのです。
「スーパー玉出本店探訪」の際はくれぐれもお間違えなく。
スーパー玉出名物「1円セール」の甘いワナ
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スーパー玉出と言えば
「もやし1袋1円」
「バターピーナッツ1袋1円」
「エクレア1袋1円」
「軍手1双1円(!)」
など数多くのお値打ち品が1円になる「1円セール」がもはや名物となっています。
しかしここで「なんてこった!もやし100袋買っても100円じゃないか!こりゃあもやし祭りだ!」と騒ぐようではど素人です。
私たちはくれぐれもこのスーパー玉出の甘いワナに注意しなくてはいけません。
チラシや値札の横の小さな文字を見逃してはならないのです。
いわく、1000円以上お買い上げ2コ目より38円。
1円の大きな文字に踊らされて、くれぐれも無茶な買い物をしないよう、ゆめゆめ油断なさらぬよう。
スーパー玉出は新定番スポットになり得るか?
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大阪市内には40店舗近く、大阪府下では20店舗を経営し、キャッチフレーズに「日本一 安売王」を掲げるスーパー玉出。
このどぎついネオンに極彩色の看板、そして耳障りの悪い客寄せBGMに「1円セール」など、大阪の外の人から見れば「こんな店が名所になるの?」と思うかもしれません。
しかしこのあけすけな商売の仕方は、まさに「大阪」そのもの。
大阪人に愛されないわけがありません。
ヒッチハイクで帰ってくるという友人に電話をかけた。真っ暗なビーチでテントを張っているらしい。流れ星をなんども見たようでうらやましい。大阪市内に住んでいたら流れ星なんて見ることができない。田舎で暮らしてたら逆に流れ星よりスーパー玉出のネオンが恋しくなるのかな。
— 冴木祐也@NEWじゃむらじ第61回 (@hotmot_dayo) 2015, 8月 17
こんな愛され方をするスーパーなんて、世界中探してもスーパー玉出だけです。