入る日や時間によって、色が変わる温泉を見たことありますか?
そんな貴重な温泉が、秋田県横手市にあります。
場所は、横手市街から車で20分、奥羽山脈の麓、山内地域にある南郷(夢)温泉「共林荘」です。
共林荘:色が変わる、神秘の湯
清掃後のお湯張り中!少しブルー系です。暑い夏も終わり夜は涼しい今日この頃です。
Posted by 南郷(夢)温泉 共林荘 on 2015年8月25日
本日、夜勤で風呂清掃終了しました。温泉を張ってます。少し色が白色になってきましたので雨がふるかな?今年は梅雨がなく、水不足です。
Posted by 南郷(夢)温泉 共林荘 on 2015年7月14日
今日はお湯っこ緑がかってきました。コンコンと良い湯加減です。
Posted by 南郷(夢)温泉 共林荘 on 2014年12月29日
温泉が、湧き出た瞬間は無色透明。それが、空気に触れることにより温泉に含まれている成分が変化し、時間によって真っ青、エメラルドグリーン、白濁や黒く変化することもあります。神秘的ですね。
どうして、温泉の色が変わるの?
温泉の色変化については、まだまだ謎の部分が多いようですが、バスクリンさんが説明してくれていますので、以下の3色について解説を共有します。
□出典:温泉の色の謎をひも解く | 温泉科学プロジェクト | 株式会社バスクリン
□乳白色
硫黄泉に多く見られます。硫黄泉は沸き立ては無色透明なものも多いのですが、地表に出て酸素に触れて酸化すると、乳白色に変化します。
□緑色
緑色の湯のメカニズムはまだ詳しく解明されていませんが、硫黄成分の含有量が多いことが共通点としてあげられています。
□青色
青色の湯のメカニズムもまだ解明されていませんが、成分中の「珪酸(ケイサン)や硫黄成分」が関係していると言われています。乳青色の湯は、乳白色への変化の過程で見られることもあります。
共通点として、硫黄泉(硫黄成分の含有量が多い温泉)に見られる現象のようですね。ただ、調べてみると、別府温泉・湯布院温泉では、ナトリウム塩化物泉でも、珪酸(ケイサン)の含有量が多いために、色の変化するの温泉があるようです。不思議。
温泉ランキング1位:源泉100%掛け流し
「共林荘」さんは、楽天トラベルのお客様評価で「お風呂部門全国1位」を獲得したこともあります。
更に、源泉100%掛け流しで、温泉通も納得のスベスベ美肌の湯。オススメです!
最後に:奇跡の天然温泉
そんな貴重な温泉をなぜ始めたか、社長さんにお聞きしたところ、「春先にそこだけ雪が早く消えるので不思議に思い、掘ってみたら温泉が出た!」そうです。ビックリですね。
日によって変わるお湯の色を楽しみに、是非一度お立ち寄りください。
温泉情報
南郷(夢)温泉「共林荘」
□住所:横手市山内南郷字大払川139-1
□電話:0182-53-2800
□営業:AM5:00〜PM9:00
□定休:年中無休
□ホームページ
□温泉場の種類:
大浴場、露天風呂、岩盤浴等
□泉質:
アルカリ性単純硫黄泉
アルカリ性単純泉
□効能:
切り傷、慢性皮膚病、
慢性婦人病、糖尿病等
□寄稿:高橋 勇喜さん